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心の流れ ・ 空の名前
次男が突然 空に旅立ってしまってから

3週間が経ちました。



供物、供花、お香典、お手紙など

多くのお気遣いをいただいていますことを

心から 感謝申し上げます。






最近のイヴ家には

若者男子がたくさん弔問にいらしてくれています。






次男のiPhoneにはロックがかかってしまい

1番仲の良かったお友達に連絡ができず困っていたのですが



体調が悪いことを知ってくれていたその友人は

LINEの既読が急につかなくなった日が続いて

とても心配してくれていたようで

次男の以前のiPhoneの番号に電話をくれたのです。

次男が札幌に戻ってくるたびに

イヴ家まで車で迎えに来てくれていた子です。

電話が繋がらなかったら

家まで来るつもりだったと言ってくれました。
優供花3






友人たちはどの子も幼いころの面影を残したまま

立派な青年になっていてまぶしいほどでした。

同じ日にいらしてくださった

中学時代の担任の先生も交えて

親の知らない次男の話をたくさんしてくれて

お互いに泣いたり笑ったりしながら

長い時間過ごしてくれました。




次男のために泣いてくれて ありがとう。

次男を心配してくれて ありがとう。

次男と仲良くしてくれて ありがとう。

次男が生きられなかったぶんも

あなたたちは身体を大事にして

これからの未来を歩んでいくんだよ。

そんなことを伝えています。




平日のお仕事帰りに来てくれた子たちも

たくさんいました。

みんな本当に頼もしい大人になっていて

胸が熱くなりました。




昨夜も電話をいただいて

今週末もお友達が来てくれるとのこと。

本当にありがたいことです。



不思議なことに

その電話の声がなぜか次男の声に聴こえて

次男の名前を呼ぶところでした。
優供花2






次男のお位牌をお願いしてきました。

桜の絵がちりばめられた美しいお位牌です。





ご住職から授かった 空の上の名前は

珠算の「珠」という漢字から始まっています。



「珠」という文字は

周りを丸く柔らかく包み込んで

優しく手を差し伸べられる人という意味があるそうです。
 


珠心院日優信士


素敵な空の名前を授けていただきました。
優供花





このごろの私は

息をすることが苦しかったり

記憶がなくなることが多かったり

ちいさな失敗を繰り返しています。

マグカップに注いであるコーンスープに

珈琲を注いだ時は

自分でも驚きました。




色や音の世界を失くしたような

ふわふわと静かな感覚を過ごしています。




音がない ひとりでいる時間にほっとしたり

それでいて急に

たまらなく淋しくなったり

そしてなぜか

眠くて仕方がない日が続いています。
優供花4




先日訪ねてくれた友人が

「 現実逃避しているのかもしれないね 」

そんな話をしながら

お互い大切な家族を想って涙がこぼれました。




もしかしたら眠るという行為で

頭の中を整理しているのでしょうか。
あさこさん





庭の花たちは季節の色を付けて

時が急ぎ足で巡っていきますが

今日が何日で 今が何時なのかも

わからなくなって

イヴを抱いたまま

一日が過ぎたこともありました。
2022年6月なでしこと薔薇







写真嫌いだった次男の写真を

お友達がいっぱい送ってくれました。




本当にいい友人たちと

こんなに楽しい時間を過ごしていたんだなと知ったことで

少し 心の流れが変わりつつあります。
優にあとほさんから




そして 私にも支えてくださる方がたくさんいることを

とてもありがたいことだと感じています。
優にボスさんから







「 うん知ってる。いつもブログ見てるから 」


「 ホームページ作っておいたよ 」






もう聞くことができないあなたの声が

頭の中で 響いている。





この先も

あなたを想って泣いてしまうだろうけれど





それはきっと 

あなたが望んでいる私ではないだろうから





少しずつ 少しずつ 前に進めるように

背中を押してくれるかな。
優 供花11




・*:.。 。.:*・゚✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*





つたない記事に おつきあいいただき
ありがとうございました。

時間を割いて 書いてくださる 魔法の言葉に
いつも いつでも 力をいただいています。


心から 感謝をこめて (*˘︶˘*).。.:*♡






追記に

新潟でのことを少し書きました。





次男の部屋の片づけや

会社や大家さんへのご挨拶

その他の手続等で

また新潟に行っていたのですが





この道を通って会社にいっていたのかな

もしかしたら この床屋さんに行っていたのかな

もしかしたら このお店も来たことがあったのかな

もしかしたら この病院に来ていたのかな




どの風景を見ても ただ せつなくて

涙がこぼれてたまりませんでした。





ついこの間まで

そこにいたはずの次男の暮らしを

私たち夫婦は黙々と片づけをして

モノが息づいていた部屋には

何もなくなりました。
新潟の部屋





部屋を出るとき

リビングに入るドアに

私があげた お守りが下がっているのを見つけた時

また こみあげるものがありました。
優の部屋のお守り







毎日通っていた部屋までの廊下。

なにげないこんな風景さえも

ただ ただ 愛しくて

もう訪れることはない場所を離れました。
新潟のアパート






清掃ボランティアリーダーをしていたという

海に連れていってもらいました。



斎場に向かう時に

次男の棺を押さえながら

車窓から見えたあの海です。
2022新潟の海2




きらきらと光る綺麗な海でした。
2022新潟の海




綺麗な砂浜にはビーチバレーのコート。
2022新潟の海




新潟ではたくさん飛行機雲を見ました。

月と重なった飛行機雲。
2022新潟飛行機雲と月




次男の最後の仕事となった

新潟空港に設置されたモニターを

イヴぱぱと二人でしばらく眺めました。

丁寧な仕事に真面目さが表れていました。
すぐるの最後の仕事





札幌から新潟に戻る時にはいつも

玄関先で 「 行ってらっしゃい 」

と声をかけていました。



「 じゃあね 」 でもなく 「 バイバイ 」でもなく


「 行ってらっしゃい 」でした。



行ってらっしゃいというのは

「 無事に戻ってきてね 」という意味があることを

母から教えられていたからです。
2022年6月新潟から札幌へ








家を守ってくれていた れもんにいたんも

疲れとショックからか風邪で体調を崩し

声が出なくなったほどでした。




イヴもなにかを感じてか

ずっと夜に鳴いていたそうですが




私が札幌に戻った夜は

朝までぐっすり眠ってくれました。




れもんにいたんのそばにいてくれて

ありがとうね。






長文を読んでいただき

ありがとうございました。

これからもどうぞ

イヴ家をよろしくお願いいたします。




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[2022/06/16 10:54 ] | うちの男子たち | コメント(18) | トラックバック(0)
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コメント
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[2022/06/16 13:27] | | # [ 編集 ]
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[2022/06/16 16:07] | | # [ 編集 ]
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[2022/06/16 18:20] | | # [ 編集 ]
イヴままさん、
私も手を握りたい。

素敵なお名前をいただいて、お空でも優しい次男さんは、ルナちゃんに迎えられていることでしょう。

たくさんの愛を持って、いきますね。
[2022/06/16 20:57] | URL | ami #- [ 編集 ]
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[2022/06/17 03:25] | | # [ 編集 ]
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[2022/06/17 06:32] | | # [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2022/06/17 18:44] | | # [ 編集 ]
私も貴女の傍にいて・・一緒に涙を流したかった
貴女をしっかり抱きしめて背中をさすりたかった・・

まだまだ慰めの言葉がみつかりません
どうか無理はしないでゆっくり過ごされますように・・


[2022/06/18 05:46] | URL | マキシー #XH7b7Abc [ 編集 ]
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[2022/06/19 13:14] | | # [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2022/06/20 01:16] | | # [ 編集 ]
胸が熱くなりました。
本当に素敵な方々に囲まれていたのですね^_^


今、この瞬間が当たり前でなく、次の瞬間なにが起きているかわからない。
今を精一杯生きるって、出来そうで凄く難しくて、ついつい先送りにしてしまいがちで。。

イヴママさんの言葉を受けて、最低でもこの瞬間だけは精一杯出来ることをやり抜きたいと思いました。
[2022/06/20 08:18] | URL | モカ #- [ 編集 ]
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[2022/06/20 15:54] | | # [ 編集 ]
悲しみの渦中なのに、心境をこんなに教えてくださって、
ありがとうございます。

全文を何度も読み返して、切なくて涙が出ました。
以前の記事で拝見した縁結びのお守りをドアに飾っていたこと。

次男さんは沢山の良いお友達や良い先生に囲まれて、
充実した青春時代を過ごされたのですね。

そして、ボランティアリーダーもされて他人を思いやる心を持っていた。
何があっても前向きに生きることのできる人だったに
違いありません。

>この先も、あなたを想って泣いてしまうだろうけれど、それはきっと、あなたが望んでいる私ではないだろうから、少しずつ 少しずつ 前に進めるように背中を押してくれるかな。

それは、その通りだと思います。

ご自分の健康も大切になさって、眠い時は寝てくださいね。
こころと体は密接につながっていると言いますね。

まだまだ悲しいと存じますが、負けないで、
またお元気になられることを切に願っています。
[2022/06/20 22:39] | URL | ななpapa #o.3opV2Y [ 編集 ]
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[2022/06/24 21:18] | | # [ 編集 ]
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[2022/06/25 11:18] | | # [ 編集 ]
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[2022/06/28 23:21] | | # [ 編集 ]
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[2022/07/01 18:56] | | # [ 編集 ]
え、そんな・・・
信じられない・・・まさか、まさか・・・
なんで、久しぶりの訪問が、こんなことに・・・
衝撃と悲しみで・・・・

心からお悔やみ申し上げます。

私の従兄弟も朝起こしに行くと、空に旅立っていきました。
心臓麻痺らしいですが、彼は、26歳で・・・・
せっかく医師になったのに・・・あの時の記憶が蘇る。
[2022/07/03 16:04] | URL | ひびき #vQU5PwVA [ 編集 ]
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